求人媒体を比較検討(求人サイト編)
- 斉藤永幸
- 10月20日
- 読了時間: 7分
更新日:11月24日

急にスタッフが辞めた、これから新規の案件が受注できそう、発展させていくための人材が欲しい。
様々な理由で求人を行いたい、と思ったとき「ではどこで求人すればいいの?」と悩む人も多いのではないでしょうか?
求人サイト?
人の紹介?
ハローワーク?
新聞折込?
人材紹介?
様々な選択肢があります。
でもかかる費用も、手間も様々。
まずはそれぞれの特徴を知り、検討することから始めてみましょう。
求人サイト比較
近年、求人はWEBで行うことが一般的です。
2010年代前半までは極端な買い手市場だったため、税務会計事務所の多くは無料で求人が行えるハローワークなどを利用するのが一般的でした。
しかし状況は一変し、現在は売り手市場となっており、どこ税務会計事務所も人材採用に苦労しています。
そのため費用が掛かっても求人サイトに掲載し、広く人材を募集するところが増えています。
ただこの求人サイトも、いくつかのカテゴリーに分かれています。
これをうまく使わないと、効果的な求人を行うことはできません。
まず大きく3つに分類してみましょう。
・専門求人サイト
・大手求人会社のサイト
・限定的な求人サイト
それぞれの特徴を見ていきましょう。
専門求人サイト
近年では業界・業種ごとに細分化された求人サイトがあります。
会計人材向け求人サイトもその一つ。
人材ドラフトや会計求人プラス、ヒュープロなどの名前を聞いたことはないでしょうか?
その特徴はそのものずばり、専門的な人材の採用を期待できること。
ある程度の知識を持った経験者を採用したい、といったシーンで最も力を発揮するのがこうした専門求人サイトです。
もちろん利点ばかりでなく欠点もあります。
まずは特化しているため、比較検討されてしまうこと。
求める人材のスペックに対し、給与の設定が低かったり、休日休暇が少なかったりするなどの場合は、当然競争力が低くなります。
競争力を高めるために、掲載する給与水準も比較的高くなりがちです。
また首都圏や関西圏、中京圏など、都市部に強いところが多いので、それ以外だと少々力を発揮できない場合があります。
ただ、地方の事務所の場合、うまく採用できた場合のみ料金が発生する成功報酬プランや、都市部に比べると掲載料金が低く設定されている場合もあります。
より詳細が知りたい方は、専門求人サイトの紹介なども行っておりますので、<a href="mailto:naga1103@yahoo.co.jp?">こちら</a>よりご連絡ください。
大手求人サイト
大手求人サイトは代表的なものとして、リクナビやマイナビなどがあげられます。
これらの魅力といえば、登録求人者数。
一回の募集で多くの求職者にアプローチすることができるのが特徴です。
広く多くの募集を行う際は、大手求人サイトが最も威力を発揮します。
また、新卒募集などを行う際も、大手求人サイトは有利です。
就職活動を行う大学生のほとんどが、大手求人サイトに登録をしています。
「税理士を目指しているけど、まずは就職してから考えたい」「企業の経理を志望しているけど、税務会計事務所にも興味はある」といった学生も多いので、若手人材を募集したい、定期的に新卒採用を実施したい、といった事務所は大手求人サイトを選択するべきでしょう。
ただこちらも欠点はあります。
まずはその費用が高いこと。
複数の掲載プランが用意されていますが、最低でも20万円以上かかります。
安い掲載プランだと、求職者への露出が減ってしまうので、ある程度効果を出そうと思ったらそれ以上の料金がかかります。
もう一つの欠点は、専門性の低さです。
様々な業界・業種の企業が掲載されているので、求職者も千差万別。
掲載内容や求職者の目を引く工夫などを行わないと、そもそも狙った求職者にアプローチする事すらできません。
また、大手求人サイトの営業担当者や求人サイトの制作スタッフは、税務会計業界の知識はほとんどありません。
事務所側がイニシアティブをとっていかないと、思ったような情報を掲載できず、魅力を求職者に伝えることができない場合があります。
そのため知識を持った人に間に立ってもらうか、税務会計業界に詳しい代理店などを経由して掲載することが望ましいです。
もしそうしたアテがない場合は、当ブログから紹介することも可能ですので、<a href="mailto:naga1103@yahoo.co.jp?">こちら</a>よりご連絡ください。
限定的な求人サイト
雇用形態や地域などを限定したサイト、もしくは大手求人サイトに比べると登録者数などは少ないサイトなどをここではみていきましょう。
まず雇用形態を限定したサイトです。
これはパート・アルバイトなどを対象としたサイトといえばわかりやすいでしょう。
それ以外にも、業務委託の専用サイトなどもありますが、こちらはあまり一般的ではないようです。
パート・アルバイト限定のサイトなどは、求人の掲載料が正社員のものと比べると安いのが利点です。
地域限定サイトなどもまた、ほかの専門求人サイトや大手求人サイトにはない魅力があります。
地域で発行されている新聞折込の会社が運営していたり、地元企業が運営していたりと、形態は様々です。
中には地元住民からのアクセスは大手に負けない、といった媒体もあります。
大手求人サイトは都市圏で力を発揮する一方で、地域限定サイトなどは住民へのアプローチという意味では非常に効率的ともいえるでしょう。
大手に比べると、掲載料などが安いことも魅力といえます。
ただしこちらも限定されている分、専門性のある人材は確率的にも採用することは難しいのが現状です。
それに地域によって運営している会社が様々なので、掲載前にどのようなサイトでどんな会社が運営していて、どんな人たちが登録しているのか、などを把握してから掲載を決める必要があります。
もう一つ、付け加えるなら管理に手間がかかる可能性があります。
専門求人サイトや大手求人サイトなどは、管理画面が設定されており、そこから応募状況などを確認し、一括でメールなどを送付することができるようになっています。
しかし限定サイトは規模が小さいため、サイトによっては自分たちでメールを一通一通送らなければいけない場合があります。
まとめ
サイトで求人を行う、といっても様々な選択肢があります。
まずはどれだけ手間と予算をかけることができるのか、によって選択肢が決まってきます。
ある程度の予算があるなら、専門求人サイトか大手求人サイトでしょう。
逆に予算がないなら、限定サイトかあとはリファラル採用、ハローワークなどの活用などを検討しなければなりません。
(ハローワークでの求人については、別途記事をまとめたいと思います)
ただ、この場合は手間をかけなければ効果的な採用は難しいでしょう。
さらに大手サイトならマイナビを使おうか、それともリクナビにしようか。
専門求人サイトなら人材ドラフトがいいかヒュープロがいいか、などを選択していかなければなりません。
そのうえで、どんな情報を掲載し、どんな人材にアプローチしていくのか、掲載時期は?掲載期間は?といった様々なことを選択し、ようやく掲載にたどり着きます。
効果的な採用を行うために、どのように考え、ステップを踏んでいけばいいのか、これから当ブログで随時発信していきます。
こうした記事に興味がある、ぜひこれからも読みたい、とお考えの方はぜブログ購読プランにお申込みいただければと思います。
また「うちの事務所に合ったやり方を教えてほしい」という方は、個別サポートプランも用意しています。
まずはこちら、もしくはメール等でご連絡ください。
関連記事



コメント