1 on 1 やってます?
- 斉藤永幸
- 10月21日
- 読了時間: 3分
更新日:11月24日
スタッフの定着は、税務会計事務所にとって死活問題です。

以前のように極端な買い手市場であれば「辞める人はどうぞ出ていってください、他に働きたい人はいくらでもいるので」という考えでも通用したでしょう。
しかし売り手市場の現在では、求人コストは増加。
いくら案件があっても、担当するスタッフがいなければ回りません。
そのため、税務会計事務所にとってスタッフが辞めない環境を作ることは、最終的にとてもコストパフォーマンスが高いのです。
では、そのために何をやればいいのでしょうか?
その一つの答えが 1on1 です。
このように話すと「それくらい自分たちでもやっているよ」という返答が返ってくることも多いですね。
しかしその内容を聞くと、スタッフの定着には効果がないことも多いのです。
その理由は『目的』をもってやっていないということです。
実は私のところに届く要望で一番多いのが採用支援、二番目が 1on1 についてのアドバイザリー案件です。
1on1 はスタッフとのコミュニケーションの基本ですが、同時に奥深いものでもあります。
その際、ほとんどの事務所でお聞きするのが、1on1 は「何のためにやっているのか?」です。
事務所運営のためにスタッフから現場の声を聴く。
お客様とのやり取りを聞き、サービス改善に役立てる。
不満を早めに把握し、対応するためにやっている。
など様々な答えが返ってきました。
ただ、急成長を遂げている税理士法人の代表の答えは別でした。
「1on1 はスタッフのモチベーションコントロールが目的です」
そう答えたのです。
自分がこの税理士法人の採用支援などに携わるようになったとき、スタッフ数は50名程度。
それが翌年には80名に、そしてその翌年には120名になっていたのです。
この税理士法人の代表は、特に1on1 を重視しており、スタッフ数が増加しても他の業務より1on1 を優先。
3か月に1度の割合で、すべてのスタッフに1on1 を自ら行っていました。
急成長を遂げた理由はそれだけではありませんが、1on1 が大きな役割を果たしていたことは確かでしょう。
1on1 でやる気を引き出し、1on1 で成長意欲を掻き立て、1on1 で帰属意識を高め離職を防止していたのです。
1on1 をする際は「何のためにやるのか」を明確にし、目的意識をもって取り組むことではじめて効果を発揮します。
ぜひ効果的に1on1 に取り組んでみませんか?
1on1 について個別のサポートをご希望の方は、こちらからメールにてご連絡ください関連記事



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