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税理士事務所所長のための“人柄が伝わる”SNS投稿術(SNS投稿テンプレ付)

SNSを利用する女性のイラスト
SNSは便利なツールですが、税理士事務所として使うには一工夫が必要です


税理士事務所にとって、SNS戦略は非常に重要なものになりつつあります。HPだけでなく、SNSが立派な集客となり、特に税理士事務所を立ち上げた直後では、安価で使い勝手の良いツールの一つです。

問題なのは一点。


「何を発信していいかわからない」


という所長が非常に多いのです。

プライベートでのSNS発信と、自分が立ち上げた税理士事務所としてのSNS発信は違います。単純に思っていることをそのまま言葉にして発信してしまえば、待っているのは”炎上”です。だからといって税務の専門的なことを発信しても、あまり反応は良くありません。

そのため税理士事務所としてSNSのアカウントを取ったはいいけど、ほとんど発信できていない、そんな所長も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、立ち上げたばかりの税理士事務所のSNSでは、どんな発信をしていくべきか、について考えてみました。

この記事を読めば、あなたも“人柄が伝わる投稿”を迷わず作れるようになりますよ。



1.なぜ「人柄」が伝わる投稿が必要なのか


近年、起業家にとってSNSを活用することは当たり前のことになりつつあります。X(旧ツィッター)、Facebook、Threads など複数のSNSを使い分けしている人も珍しくありません。ただ、税理士事務所の所長が独立し、SNSを活用しようと思っても「何から手を付ければいいかよくわからない」という人もいます。


私は税理士事務所だけでなく、様々な企業へのサポートを提供しているので、一般的な起業家であれば、

SNS運用の目的を明確化→ペルソナを設定してSNSを選定→運用をスタートさせてアナリティクスを活用して分析→PDCAを回していく


などを提案します。

しかし税理士事務所の場合、そんな複雑なことはやっていられません。それよりもっと意味があり、効果的な手法があるのです。それが、まずは気軽に始めてみて、「人柄が伝わる投稿」をする、ということです。


そもそも一般の起業家であれば、自社の紹介から始まり、事業の説明をして興味を持ってもらい、それを何度も繰り返してブラッシュアップし信用を獲得、そこでやっと受注が少しずつ入り、それをSNSで広めていくことでビジネスを拡大していく、という長いスキームが必要となります。

しかし税理士という仕事は一定以上の信用度があります。税理士として開業しました、というだけであなたがどんな仕事をしているのか、というのは多くの人が理解してくれるのです。

ではなぜ「人柄」が伝わる投稿なのでしょうか?

その理由は大きく分けて3つあります。


  • 情報が溢れる時代、専門性だけでは差別化が難しい

  • 人柄が伝わると「この人に頼みたい」「話してみたい」が生まれる

  • 税理士事務所や士業・専門家ほど“人柄の可視化”が武器になる


よく大手の税理士法人などが、SNSに記事をアップし、細かい制度の解説や法律解説を行っています。そうした姿を見て「自分も」と思う人も多いでしょう。しかしこれはお勧めできません。

情報の溢れる今、こうした情報を追いかけ続け、常に”最新”であるにはかなりの労力が必要です。大手の税理士法人のように、人材も潤沢で、様々な分野の専門家を抱えていれば不可能ではないでしょう。しかし立ち上げ直後の税理士事務所は、他にもやらなければいけないことがたくさんあります。勝負する場所はそこではありません。


また、専門的な記事は、大手企業の経理担当者なら参考になるかもしれません。しかし税理士事務所の顧客はそれだけではありません。町の中小企業の経営者や、立ち上げたばかりのベンチャー企業の代表、個人事業主、そうした方々もあなたの立ち上げた税理士事務所の潜在的な顧客なのです。会計などの専門的な知識を持たない人に、専門的な記事を発信し続けたらどう思うでしょう?

「なんか難しくてよくわからない」

と敷居の高さを感じてしまうのではないでしょうか?


だからこそ顧客層が固定される前の税理士事務所は、まず「人柄」の可視化が大きな武器になるのです。



2.人柄が伝わる投稿の3要素


SNSで人柄を発信していくことの意味は伝わりましたでしょうか?

ではここからは「どうやって」人柄を発信していくか、について考えてみます。 SNSで「人柄」を伝えるには3つの要素が重要になってきます。それが価値観、行動、感情、です。


① 価値観

  • 仕事観・大切にしている姿勢・判断基準

  • 例:対応スピードを重視する理由、顧客との距離感の考え方


② 行動

  • 実際にどんな行動をしているか

  • 例:朝一でやるルーティン、顧客対応で気をつけていること


③ 感情

  • その行動にどんな気持ちが乗っているか

  • 例:嬉しかった瞬間、悔しかった経験、感謝の気持ち


ではこの3要素をどのようにしてSNSでの発信に組み込んでいけばよいのでしょうか。



3. “人柄が伝わる投稿”の黄金フォーマット


SNSでの発信に慣れていないうちは、まずはフォーマットに落とし込んでおくと便利です。

フォーマットに沿って発信をしていくうちに、徐々に自分の型ができていき、他の人からの評価がついていきます。そこで「自分に合う発信の仕方」を作ることができます。


🔶 STEP1:小さな出来事を切り取る

  • 大きな成果より、日常のワンシーンのほうが伝わる

  • 「今日こんな相談があった」「スタッフのこんな行動に気づいた」


🔶 STEP2:その時の“気持ち”を書く

  • 感情が入ると一気に人間味が出る

  • 「正直焦った」「めちゃくちゃ嬉しかった」「胸が熱くなった」


🔶 STEP3:自分の価値観につなげる

  • 読者が「この人はこういう考え方なんだ」と理解できる

  • 「だから私は〇〇を大切にしている」


🔶 STEP4:読者に小さな学びを渡す

  • 直接的なノウハウでなくてOK

  • 「こういう姿勢で仕事すると気持ちが楽になるかも」など



具体的な投稿では、このようになります。

① 今日の小さな出来事

② その時の気持ち

③ 自分の価値観・仕事観

④ 読者への一言(学び・気づき)


「月次の数字を見て不安そうだったお客様が、話すうちに表情が明るくなった。数字は安心のためにある。だから私は“説明の時間”を一番大切にしている。今日も誰かの不安が少し軽くなりますように。」


記事の最後に、この型に沿ったテンプレートをダウンロードできるようにしておきます。

そちらも合わせて利用してみてください。



4.よくある失敗例


SNSで税理士を探している人の多くは、専門性はそこまで求めていません。それより「自分に合った」税理士かどうか、ということを見ています。HPなどで集客をするのと、SNSで集客をするのはまったく別のターゲットになります。

それを一緒くたにすると、失敗しやすくなります。


ここではそんな失敗するパターンを見てみましょう。


  • 事実だけを書いて“感情”が抜けている

  • 専門性を語りすぎて“人間味”が消える

  • きれいにまとめようとして“温度”がなくなる

  • 毎日投稿しようとして無理が重なり、投稿が止まってしまう


改善策:完璧より「温度」を優先させる


まずは短文でOK。

写真とセットにできるとさらに効果が増します。



5.効果を出すには日常に組み込む


SNSを使う上で認識しておきたいのが、短期間で効果が出る、というものではないことです。

SNSはフォロワーを増やすことで多くのユーザに拡散されやすくなりますが、それにはある程度の時間と労力がかかります。税理士がSNSで情報発信を始めたとしても、すぐに投稿が拡散されるわけではないため、根気強くアカウントを育てていく必要があります

だからこそ無理なくSNSに向き合い、徐々に投稿の頻度を上げていかなければなりません。


無理をしても最初は続くかもしれませんが、徐々に負担が大きくなって続かなくなります。

だからこそSNSの運用を日常生活に組み込むことが肝心なのです。


  • 日常の「おや?」をメモする

  • 感情が動いた瞬間を逃さない

  • 週1回の“振り返りタイム”をつくる


ちょっと意識するだけで、投稿するネタは増えます。

まずは1日1つの投稿から始めてみる。無理な投稿はしない。自分のペースを作っていく。そんなことから始めてみませんか。



まとめ:人柄は作るのではなく”にじみ出る”もの


SNSでよくやりがちなのが、いわゆる”盛った”投稿です。

自分はこんなすごいんだぞ、こんなことができるんだぞ、というような投稿です。そのような投稿はSNSにはいくらでも溢れています。当然、他のユーザには見透かされて、信頼はされません。

人柄投稿は”盛る”必要はないのです。小さな行動✖感情✖価値観の組み合わせで、自然とあなたという人間が伝わる。それが信頼につながっていくのです。

SNSのユーザは「完璧な専門家」より「温度のある専門家」に惹かれます。


まずはテンプレートを元にSNSを始めてみてください。

最初は”いいね”なども付かず、このままでいいのだろうか?と思うこともあるでしょう。しかし繰り返し投稿を続けることで、ちょっとずつでもフォロワーが増えていけば、SNSを続ける意欲になります。

まずはテンプレを使って、今日の出来事を一つ投稿してみませんか?




もしこのテンプレートを使ってみても、あまりピンとこない、などございましたらお気軽に無料相談から声をかけてください。個別にあなたに合った投稿の仕方などを考えていきますよ。



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